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| ■ 第3話 新潟燕市緑提灯 ごっつぉ厨房和楽 分水店 | ![]() |
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出張先では時間さえ確保できれば必ず緑提灯店を検索して訪ねるのだが、このたびは新潟の燕市に出張したので、燕市の緑提灯店「ごっつぉ厨房和楽 分水店」にお邪魔した。
和楽さんは、実は新潟に数店舗あるチェーン店のひとつで、おしゃれな店内には美人の若女将がいて、店に入ったときには「いわゆる若い人向けのお店かなぁ」と思っていた。 ところが、出てきたお刺身の上質さにびっくり。期待してなくて本当に失礼しました。 新潟といえば、言わずと知れた米所でご飯ものがおいしいのはもちろんだが、ここ燕市の分水は海も近くて日本海の新鮮な魚が入手できるとのこと。 それにしたって、こんなに美味いとはさすがは緑提灯の店。ツヤツヤのイカの刺身は甘くてプリプリしているし、アジのお刺身は東京では見たことのない肉厚で思わず歓声を上げてしまった。 一通りお刺身をいただいた後、いつもならそろそろお肉料理をオーダーするところなのだけれど、この日は予定変更して、金目鯛の煮付けを注文。あんまりおいしくて、お頭まできれいにいただきました。 |
あまーいイカのお刺身
アジのお刺身 |
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金目の煮付け |
煮魚おかわり! |
地元で捕れるお魚の唐揚げ |
忙しく働き廻る女将さんを捕まえて、どうしてこんなにおいしいのか聞いてみた。 ところが女将は当たり前よといった顔。 ここ分水は、海があって、川があって、山があって、もちろん平野もあって、それぞれにはそれぞれの幸があり、たくさんおいしいものが採れる。分水の人は基本的においしいものを食べ慣れているんですよと、ずいぶんうらやましい理由だった。 そんな舌の肥えた分水の人に、今日のおすすめ料理について語るのが、お店の基本姿勢なのだそうだ。 なるほど店内を見渡せば、カウンターにお客が多く、女将と若女将が仕事の合間に会話をしている。はじめはもっと小さい店を持ちたかったのだと、女将は笑った。 女の子がお腹をすかせてちょっと食べたいなぁと思うときに、よってもらえるような店にしたかったのだそうだ。きっかけがあって、結果的にこういう広い店を持つことになったのだが、コンセプトとしては居酒屋ながらもスナックのような、お客さんとのお話ができる店を目指す。お店にいらしたお客さん一人一人を大切にしながら、そのときそのときの旬の良いものをお勧めする。 「親には話せないような話を、20代30代のお客さんが人生相談のように話しに来るんですよ」と女将は母親の優しさで語る。 「核家族が増えて、家族でもなかなか話ができないようなこの世の中で、ちょっと寄って安心できるような、落ち着くような店でありたい」お客との会話を一番に大切にする和楽さんだが、だからといって料理をおろそかにしているわけではない。 それは食べた私が一番良くわかったのだが、当たり前に地場産の新鮮な食材を日本料理の修業を積んだ腕の良い板前が料理して出してくれる。 「母の手料理ってそういうものでしょ?マクドナルドじゃないよね」主婦の感覚として、地場産のものを使うのは当然で、そもそも冷凍食品なんて使いたくないし、そうすれば自ずと緑提灯店になるのだそうだ。 今の時代、本来だったら普通に家庭で出されるような、地場の料理が少なくなってきている。忙しさに追い回されておうちで料理するのが難しい現代だから、この店で地場の料理を食べさせたい、と女将は語る。
「グルメ目的じゃなくて、自給率向上目的とかじゃなくて、ストレートにシンプルにこの店に来てもらいたい」
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お魚はもちろん
お刺身でいただいたアジを
美人母娘がお店を切り盛り!
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Written by Sakura 2010 July |
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