食に対する不安、不信が高まっている今、「不安を取り去る唯一の解決策」と考えられている「リスクコミュニケーション」にスポットを当て、 "食品の安全性についての問題点"、"それに付随した情報の捉え方"、"安心を得るためにリスクをどのように理解するのか?"について、産学官をリードする専門家・オピニオンリーダー、また今回は特に食品業界の情報ハブを目指す多くの方々にお集まりいただき、 議論し、明確な方向性を探りました。
横山代表からの背景説明を受け、産・学・官・民それぞれの立場から、新しい日本の食のあり方の創造を目指し、ディスカッションを行いました。 まずはパネリストの皆さんからの提言。 安井氏、細矢氏の両氏は化学的観点からの安全の捉え方・考え方について。 藤氏はμチップトレーサビリティ実証実験のプレゼンテーション。 葛貫氏は研究者として、また主婦としての視点から、暮らしの中で感じる食への不安、問題点を提起。 そして、横山代表が協議会活動コンセプトである「Open Your “I’s」について説明。「情報開示」と「相互理解」に基づく、リスクコミュニケーションに対する一つのあり方を提示。 会場からは、未来農業集団・鳥本氏がこれまでの歩みと情報開示の方針を紹介。 東京マイコープ・小守氏が流通サイドからの「食の安心」への課題を提起。 多摩美術大学・須永氏がコミュニケーション場面での情報デザインの重要性について「プラスの情報」、「マイナスの情報」という表現で説明されました。 JVA (ジャパン・バリュー・アソシェイツ)菊地氏は「食の安心」の推進事例を紹介。売りに結びつけるための仕組み作りとネットワーク化について語っていただきました。 農林水産省 大同氏からは産・学・官・民の連携事例として注目している、と期待が寄せられました。 産・学・官・民に渡る多分野の研究者、識者の出席により「食の安全と安心」に向けた議論を多角的に展開し、豊富な実証事例を基に、単なる理想論にとどまらない新たなリスクコミュニケーションのあり方が示されました。